ボランティア入門講座
- 本校では、人間性を育むことを目標に生徒全員が社会貢献活動(サービス)と学習(ラーニング)を結び付けた社会奉仕体験学習を行っています。生徒は自分たちにできることを考えて調査・分析・企画・提案し、それに基づいたボランティア活動を夏休みに実践します。事前学習の一環として、5月9日(火)に社会福祉法人世田谷ボランティア協会の宮﨑紘子氏をお招きして、サービスラーニングのボランティア活動に初めて取り組む1年生を対象に「ボランティア入門講座」を講義していただきました。
【ご講義の内容】
- ■ボランティアの原則
- ① 主体性・自発性 …自分から進んで行う。
- ② 非営利性・無償性 …金銭的な見返りを求めない。
- ③ 公共性・社会性 …社会一般の皆のために行う。
- ④ 先駆性・開拓性 …迅速・柔軟に取り組むことで、社会を作っていく力にもなる。
- ■様々なボランティア活動
- ・ 世田谷区でも多くの団体が活動している。例えば、えこひろば(環境・消費)、世田谷トラストまちづくり(緑地の整備・地域共生の家)、せたがや水辺デザインネットワーク(安心して遊べる川の環境整備)、ふきのとう(高齢者給食)、ドナルド・マクドナルド・ハウス(通院者の家族専用の滞在施設)等。
- ・ 他にも、フードロスに取り組むセカンドハーベストジャパンや、移動介護や通学通所の支援を行うガイドヘルプサービス、捨て犬・猫のミルクボランティア等もある。
- ・ 吹奏楽、合唱、ダンス、囲碁、手品、メイク、アロマ、ネイル等、得意分野をボランティアに活かす人もいる。
- ■ボランティア活動のマナー・大切にしたいこと
- ・ センターに相談する際は、知りたいことを明確にする。
- ・ 相手を尊重し、学ばせてもらうという姿勢で活動する。
- ・ 人との関わりを大切に。言葉はもちろんだが、非言語コミュニケーション(表情・姿勢・態度等)も重要である。
- ・ お互いのプライバシーを守る。個人の連絡先をむやみに教えない。写真撮影の可否は担当者に確認し、撮った写真の取り扱いにも注意する。
- ■これからボランティア活動をするみなさんへ
- 「好き」「やってみたい」「知りたい」という自分の中から湧きあがる気持ちを大切にしよう。興味・関心のあるテーマを選ぶことがボランティアのポイントである「自発」につながり、前向きに主体的に取り組んでいく力になる。多くの人とコミュニケーションをとっていただき、自分自身にとっても得ることがある楽しい活動になることを期待している。
- [ボランティア入門講座の様子]
【生徒の感想】
- 活動を始めるにあたって周りに目を向け、“今、何が必要なのか”ということを自分たちで考え、新しいことに挑戦していきたい。またマナーや思いやりを忘れずに、前向きに取り組んでいきたいと思う。
- [実際のボランティア活動例]
- 平成28年8月には、世田谷区用賀のこども食堂で
- 2年生が調理や来場者の接待などをおこないました。
- 今年も夏の活動に向けて調査や企画を開始します。