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お知らせ

ディスカッション・セッション 模擬国連

  • 6月18日、慶應義塾大学OB で様々な模擬国連活動をおこなっている中川慶氏と3名の大学生をお招きして「国連カフェ・メニューを作る!」と題し、ディスカッション・セッションを行いました。参加した36名の生徒は各国の大使として、ニューヨークの国連本部内に設立する“国連カフェ”のメニュー(ドリンク10品、フード10品)に自国の食材や料理を扱ってもらえるよう、交渉や議論を進めました。メニューは無事に完成するのでしょうか。
  • 模擬国連1
  • [会議監督を務めていただいた中川氏]

【模擬国連の進め方】

  • ディスカッションの方法として、各国大使が議場内を自由に動き回り2国間交渉やグループ交渉を行う“自由交渉”と、自席に着席して議長の司会のもと挙手して意見を述べ議論を行う“全体交渉”とがある。交渉と議論を経て国連カフェのメニューを決議案にまとめ、参加国のうちの過半数の賛成が得られれば採択となる。

 

【交渉・ディスカッションのポイント】

◇メニューの調整

  • ・各国の産品を公平に取り扱うにはどうすればよいか。
  • ・アルコールの取り扱いはどうするか。
  • ・宗教的な配慮はどこまで行うか。
  • ・「公平性とリフレッシュ」というカフェのテーマをどう実現するか。

◇戦略・主張・妥協

  • ・メニューに含まれる産品を共有している他国と組むことで賛成票をより多く取り付けるなどの作戦が大切である。
  • ・フードメニューで自国品を扱ってもらう代わりにドリンクメニューは他国にゆずるなどの戦略的な妥協も必要である。

◇メニューの完成へ

  • ・ドリンク30品、フード60品という多くのメニューが提案されたが、話し合いと交渉により10品ずつに絞られ、採択された。

[各国大使になり切って交渉する生徒たち]

【講評】

  • ・この模擬国連では「戦略を考える」「主張する」「妥協・協調する」ことを狙いとしていた。本日は、特に「主張する」ことにおいて、国を背負い議場の中を歩き回って国益のために活発に交渉できていたと思う。今後も戦略をたてて主張し、妥協・協調したりする場面がでてくるはずなので、考えていただく機会になればと思う。
  • ・したたかな戦略をたてれば更に面白くなる。支持を得られるように戦略をたてて主張するという、普通のディベートでは学べないことをこの模擬国連では学べるので良い体験になったと思う。

 

【生徒の感想】

  • ・自国益のために行動するのが楽しかった。その国を好きになった。
  • ・今回の議題は取り組みやすかった。世界の課題や環境問題などについても議論してみたい。
  • ・国益を出すには、その国のことを良く理解しなくてはいけないと感じた。日本の国産物や経済状況についてもっと知りたいと思った。
  • ・宗教的にアルコールや肉食を禁止する国とぶつかった。世界の話し合いではそのようなことも考えなければいけないのだと思った。
  • ・国際社会では、自国だけでなく他の国との共存が大切だと感じた。
  • ・分からない部分も多いかもしれないが、全部英語でやってみたいと思った。